今日はフェイトちゃんとお出掛けです!
前から気になっていたちょっとお洒落な喫茶店に行ったり、服屋でお互いが似合いそうな服をあてがいそれを試着しては褒め合ったり、雑貨屋さんで何かと消耗しがちなものをあれやこれやと買い足したり。二人揃っての休暇はほんっとうに久し振りだからついついはしゃいじゃった感じがする。こうやって話しているのもなんかテンションがおかしい気がするし…でも楽しいからノーフロブレムだよね。
…なんだけど、実は今ちょっとだけ引っかかってることがあったりなかったり。それは言わずもがなフェイトちゃんが原因であったりするわけで。
言ってしまえば、フェイトちゃんは私に荷物を持たせてくれていない!私はお出掛け用のバッグを肩から下げているだけ。これはもちろん自分のもの。
…フェイトちゃんは、私の分の買い物荷物まで一人で持ってしまっているの。しかもとてつもなく涼しいお顔で。結構量あるのに…重いよ絶対?
「ねぇ…フェイトちゃん」
「うん?荷物なら全然平気だよ」
「いやいやいやいや、私の分は自分で持つよ!」
「大丈夫だよ」ニコ
反則。そのニコは反則…。
だけどやっぱりこのままじゃ気がおさまらない!
「…じゃあ、どれか一つでも良いから持たせて!」
引き下がりたくなくて再度のお願い。これで駄目なら無理矢理ひったくる!
「うーん…」
困ったように柳眉を下げて思案顔。
かと思ったら、両手に持っていた荷物を器用に右手一本に集め、開いた方の手を私の前に差し出した。
「ふぇっ?」
思わぬ展開にまばたきする。その先ではフェイトちゃんがクスクス笑って、
「…じゃあ、なのははこれを持っていて?」
「…うんっ!///」
優しい笑顔でそう言われ、私はその荷物をキュッと握った。
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フェイトちゃんは荷物じゃないよ!byなのはちゃん
まぁ…繋げたんだから結果オーライ(笑)
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