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パソコンにやっと触れた…!!(歓喜 とは言ったものの、成人式に関する調べ物をあれこれとしていた関係でこんな時間になってしまったのですが(焦; 取り急ぎに投下した先の小ネタ、早速の反響を頂けたようで本当に嬉しかったですw 缶コーヒーを買ったその場で思いつきましたというそんな裏話をこの場で暴露しちゃいつつ…((( 霜条は大変×億以上の大興奮です!!!(何w つまるところ先日のお話、憚りながら拙宅がリンクを繋げさせて頂いております【HALF of half.】様にて、『ひと言台詞企画』なる企画を開催されるということで、霜条は先の記事で「どなたか書いてくださいませんかー!!」なんてことをのたまっていた台詞をですね… 管理者であられる92様に、便乗という名で押し付けて参りまして(ぉw) そしてですね…霜条のそんな我儘な行動にも関わらずお応え頂き書いてくださいまして… そのお話がとってもとってもとっても×兆以上の素敵さでして……!!!!!!!( …テンションがおかしいwwww((( そのお話を頂いて参りました!!!! という訳で転載の許可も頂けたので、皆々様にも是非とも追記より心行くまでご堪能頂きたいのです!!!(ってちょ; えぇ…そもそも拙宅のような辺境地で閲覧されなくとも、ご本家様にて既に拝読済みかもで御座いますでしょうけれども!!!(お前少し黙ろうかw というよりご許可自体はリリマジの前日には頂けていたんです…霜条は自分の行動力の悪さに頭を抱えたい気分ですとも(乾笑) 霜条が件の作品に対しあれこれとモノを申すような愚行を犯すより、というかこーんな無駄に長ったらしい前書きなんか早々にシカッティングして早く追記に飛べばいいんです!!!!!(黙ってろwww ただ、あのような台詞からこのような絆と暖かさを感じられるお話をお書きになられる…、本当に…尊敬します!と…いうことだけ^^ 因みに台詞は「今の君のフェイトにはなれない…ごめん」というものを。霜条は何を考えていたんでしょうね(笑) …本当にごめんなさいね!!もう霜条は満足したので引っ込みます(笑) ではでは…追記より92様の作品を公開させていただきます^^ …まじめに調子乗りすぎました本当に本当にすいませんでした(全力土下座っ とある病室。私はぼんやりと窓の外を眺めていた。 私の瞳に映るのは何処までも広がる空と、白い雲。どうやら自分が大変な怪我をしていたと言うことは分かっていた。体のあちこちに巻かれた白い包帯と、腕に刺された点滴針がそれらを物語っているから。────それから、胸を占める「空虚」が何とも重たかった。 私は、私の名前も、家族も、仕事も、生活の何もかも忘れてしまったらしかった。 何一つ思い出せない空虚。そもそもそれらのものが存在していたのかさえ疑問に思えてしまうほどの空白が、重くて凄く怖かった。それからもうひとつ。 「フェイトちゃん、お加減どう?」 丁度部屋の入り口辺りでコンコン、とノックをしつつ入室してきた彼女のことだ。私がここで目覚めたときからずっと通い詰めている彼女、高町なのはという女性のことが気にかかっていた。 「……割りと良い方だと、思う。」 彼女は私の恋人だったらしい。私の記憶には全く残っていないけれど、何となく分かる。献身的な態度と、私を見る目で何となく。 「そっか。良かった。」 嬉しそうにそう言う彼女に、私はいつも言い様の無い苛立ちを感じていた。それが何なのかなんて分かっている。正確には苛立ちを感じていたのは私自身にだということも。 「ねぇ。」 だから私は、拒絶した。 「───もう、来なくて良いよ。」 私はもう君の恋人だった私じゃない。何も覚えていないのだから。なのにそんなに優しく見つめられると胸が痛いんだ。どうして良いか分からないんだ。君の側にいるだけで君を傷付けてしまいそうで恐い。君の愛した私とは違う私なのだから。君が求めている私ではないのだから。だけど私は忘れてしまったくせに君を求めている、なんて。 「私は……今の君のフェイトには、なれない。………ごめん。」 「でも。」 だけどもし、君が、こんな私でも良いと言ってくれるなら。 「もし、もう一度…君との関係を最初から始められるなら。」 我が儘なのは分かってる。君を傷つけるかもしれない、とも。 「どうしたら良いのか、教えて欲しい。……私は、君に愛されたフェイトに、近付きたい。どうすればっ……」 君が良いと言ってくれるなら、私は一生懸命それに近づく努力をするから。拒絶しながら求めるなんて、馬鹿げてると思うけど。 そう問うと、彼女は困ったように微笑んだ。 「簡単だよ。」 「え?」 「私達はね、初めは名前を呼ぶところから始まったの。」 「………な、まえ?」 「うん。だからフェイトちゃんもまた私の名前を呼んで?私、───なのはだよ。」 君とか、そういうのじゃなくて。と言って確認するように「なのはだよ」と微笑む彼女の名を、私はなぞるように紡ぐ。 「…なのは。」 「うん。」 「なの、は………。」 「うん。…私とフェイトちゃんはここから始まったんだよ。でもね、一つだけフェイトちゃん、間違ってるかな。」 涙を拭いながら、だけど嬉しそうに微笑んで。なのはは諭すように教えてくれた。 「フェイトちゃんはフェイトちゃんなの。今は忘れちゃったことが多いだけ。───それに、私はどんなフェイトちゃんも大好きなんだよ?覚えておいてね?」 だから、ゆっくり進んでいこう?と、優しく額に落とされた口付け。 「───ありがとう、なのは。」 お返しするように、私は彼女の頬を伝った涙を唇で掬った。私は私だと、そう言ってくれるその言葉に甘えても良いのだろうか?ねぇ、なのは。何もかも忘れてしまっても、君へのこの気持ちだけはここに残っていたみたいだ。 だから、もっと沢山の君を教えて。 fin. ☆92様へ 執筆と転載許可、真に有り難う御座いました! PR |
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